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登山のメリット、長年悩んだホットフラッシュが消えた件

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登山をやることのメリット、たくさんあると思います。
今日はその一つをご紹介します。
僕が20代の頃からずっと悩み続けていたある不調が消えた事についての話です。

目次

  1. 体の火照りが止まらない
  2. 何をやっても中途半端にしか効かなかった
  3. コロナの影響でジョギングを始める
  4. 完全に治す事はできなかった
  5. 山に登ったらホットフラッシュが消えた
  6. 消えた要因を考えてみる
  7. ホットフラッシュが消えて

体の火照りが止まらない

ずっと悩み続けていた症状があります。
ホットフラッシュというらしいんですが、体の火照りが止まらない、という症状です。
体がカッカと火照って、気温が低くても何故か暑く感じるという凄く不快な症状。
これに何年も悩まされていました。

調べた限りでは男女問わず更年期に多く見られる症状らしいのですが、
僕は20代の頃からずっとこの症状に悩んでいました。
ただ暑くなるだけならまだしも、不快でどうしようもなくそれがストレスで仕方ないんです。症状を自分でコントロールできない、というのがさらにイライラを募らせました。

何をやっても中途半端にしか効かなかった

治したいなと思って病院に通ったり、漢方に頼ったり、いくつかの方法を試したけど一時的に改善するだけでしっかりと治った、と言えるところまでは辿り着きませんでした。
結構しんどかったです。

病院に行くと睡眠不足や睡眠の浅さが影響してる事が考えられるのでしっかり寝るように、と言われました。自分でもなんとなくそういう原因だろうなと思ってはいたけど治せそうな気配もなかったし正直諦めていました。

コロナの影響でジョギングを始める

コロナの影響もあり、仕事がフルリモートに移行した時期がありました。
お察しの通り全く動かない生活になってしまったので、何となくこれはマズイと思ってジョギングを始めました。これが登山をするきっかけに繋がっていきます。

それまでも目立った運動をしていなかったんですが、ジョギングをし始めてしばらくたった頃異変に気づきました。ホットフラッシュの症状が出ない日があるんです。

これはもしやと思い走り続けるとやっぱり頻度がどんどん落ちていっているような感覚があります。体が楽になった気がして仕方ありませんでした。こんなに快適な生活を送れるのは何年振りかと本当に嬉しくなったのを覚えています。

完全に治す事はできなかった

ジョギングを続けていく中でホットフラッシュが消えていく実感があったものの、完全になくなる事はありませんでした。体調によってはやっぱりしつこく症状が続く日もありました。

完全に直すのは高望みか…と諦めていた頃に登山を始めます。

山に登ったらホットフラッシュが消えた

そんなこんなで登山にどんどんのめり込んで行くわけですが、ここでまた気づいたことがあります。
ホットフラッシュが出なくなりました。
今度は症状が出たり消えたり、などではなく完全に消えました。
山に登り始めてから嘘の様に体調が改善し、以前の様にホットフラッシュに悩まされる、ということがなくなったのです。

消えた要因を考えてみる

要因として考えられるものはいくつかあるのですが、自分的にかなり効果があったのでは、ということを上げていきます。

生活リズムを意識する様になった

平均すると月に2回程度山に行ってるんですが出発は基本的に日の出前です。
5時頃には支度を終えて自宅を出るので朝4時くらいには起きています。
要するに夜更かしをしない生活に変わりました。

隔週で山にいく、というようなサイクルなのでそれに向けて体調を整える事を意識するようになり、平日も仕事が終わったらできるだけ早く寝る様にしています。走りに行ったり筋トレをしたりもしますが、寝る時間に支障が出るほどのことはやりません。

山に登るためにトレーニングする

山に登ろうと思うと体力がいります。そして体も重いよりは軽い方がいいです。
僕は長年のデスクワークが影響したのか、重量級に手が届き始めるほどの体重に達していたのでそれを落とす事から始めていきました。

なのでジョギングしたり筋トレをしてるんですが、山に登るために体を動かすという好循環があり、これが継続的に運動をするきっかけに繋がっています。
おかげさまでかなり体重も落とせました。

そしてよく聞くやつですが、入らなくなった服がまた着れるようになりました。
ほんとにこんな事あるんだ…と驚きましたね…
(そして、体が軽いと登る時の苦労が本当に違う!登るのがさらに楽しくなりますね。)

山に行くたびに課題が見つかる

いつかあの山に行きたい、次はあのコースに登れるようになりたい、これくらいの重量は担げるようになりたい、とか、今日はこれができなかったし納得いかなかったので次はできる様になりたい、など課題が見つかります。

日常で仕事以外に挑戦するものがある、というのはとても新鮮です。仕事ばかりの日常から意識を逸らし、考えを切り替えたり、休日を過ごすモチベーションを維持するために今となっては必要不可欠な要素です。

ただ、頑張りに頑張って目標を達成するとバーンアウトしてしまうのでそこは注意が必要だなと感じるこの頃でもあります。

自分のために時間を使うことが増えた

これは精神的な要因なんですが、自分のために使う時間が増えました。
もちろんそればかりではないんですが、自分の楽しみのために考え事をする時間もそうだし、実際に山に入っている時間もそうだし、登山用品を見ている時間もそうだし、自分が楽しいと感じる事に費やす時間が増えました。

仕事や家の事ももちろん好きだし、そこは日常から切っても切り離せないので時間を使うのは当たり前として、その軸とは別の場所にできたもの、そして自分の好きな事に時間を使えているというのが精神衛生上非常に好循環だと僕自身は感じています。

ホットフラッシュが消えて

凄く快適な毎日を送っています。
毎日午前中は体が火照って仕方なかったのが今では嘘のようになんともない生活です。

以前は冬場でも毎日のように半袖を着ていて、半分くらいネタになっていましたがその頃が懐かしいです(半袖が完全に僕のトレードマークと化していました)

再発する気配も今のところ全くなく、この生活を続けていればちょっとやそっとの事ではもう症状は出ないんだろうなと思っています。

本当に長い間悩まされていた症状がこんなにきれいさっぱり消えるとは思っていませんでしたが、ひょんなきっかけで登山を始めてよかったなと思っています。
単純に楽しいからと続けていることでこんな結果に結びつくとは思いもよらなかったです。

人にもよるので100%登山が解決してくれた、とは言えないと思いますが、治らないホットフラッシュに悩まされている人は一度登山をやってみてもいいかもしれませんね。

山に登るのは色んな楽しみ方があるのでハマってしまうかもしれませんよ。

※初心者や未経験の方は行く山やコースをしっかり下調べして無理のない計画を立ててください。遭難や怪我などのリスクは最小限に抑えましょう。

Photo by Jeffrey Keenan

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